陣笠買取!
骨董品買取の福岡玄燈舎です。今回の骨董品買取は福岡市中央区で黒田家ゆかりのお宅の出張査定に伺いました。
古いお茶道具や江戸時代の陶磁器など数点と刀の鍔を数枚買取できました。
甲冑も一式ありましたが今回は見送りというわけで
最後になぜか大友宗麟のゆかりの物を買取り致しました。
この写真は大友家の家紋入りの陣笠です。
江戸期の物で状態もよくそれなりの地位にあった方の物だそうです。
漆の状態もよく古美術的な価値も高そうですね。
この家紋は大友一門や功績のあった家臣にはアレンジを加えた「大友抱き花杏葉」です。
大友宗家では代々「大友抱き杏葉」という紋を用いてきました。まるで茗荷や筍のように見える意匠が向かい合わせで円形を描くという、不思議なデザインとなっています。
「杏葉(ぎょうよう)」とはその字面から杏や銀杏との関連性がイメージされたり、江戸期には「茗荷紋」と誤認されたりしたこともあるようですが植物紋ではありません。これは中国起源の馬具や甲冑にあしらわれた装飾がルーツとされています。キリシタン大名としてもっとも有名な人物の一人がこの「大友宗麟」ですね。 豊後(現在の大分県あたり)を本拠とした戦国武将で、殊に熱心にキリスト教の保護・普及に努めたことがよく知られています。しかも宣教師から「王」と例えられた方が大友宗麟です。
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