フィリピンの観音様買取りました
仏像にもいろいろと産地がありチベットから中国,日本などアジア各国で昔からあったそうです。
今回の仏像はなんとフィリピンの観音様です。刻印もあり「比国観音」とあります。
比島観音は、第一回比島遺骨収集団がフィリピンから持ち帰った鉄兜を熔かして作った観音様であるということです。
この観音様は、太平洋戦争の際にフィリピン方面で戦没された五十二万同胞の霊を供養するため遺族と戦友の
手により建立され、像内にはルソン島サクラサク峠戦闘の戦没者の鉄かぶとを鋳込み、頭の飾りには比島十一
の島々を彫り付け、比島観音と名付けました。
比島観音建立の母体となった戦車第二師団(撃兵団)は、ルソン島の戦闘で兵員の八割強を失っており、戦友と
ご遺族の会では観音様の建立を宿願としておりました。
建立にふさわしい場所を探し求めている折、等太山寺の故小笠原芳戒師より観音様建立の場所として敷地の御
提供を頂き、全国の有志に呼びかけた結果、六千名を超える賛同者により昭和四十七年四月二日に比島観音
の建立を見ることができました。
そんな大切な観音様が私の手元にやってきました。ありがとうございました。
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